2017年度
報恩講
仏教徒─その心とかたち
─仏さまの教えに生きるということ
今、日本の仏教は、13世紀の親鸞が当時の仏教教団の実情を悼んだ「卜占祭祀つとめとす」という言葉そのままに、無病息災祈願と先祖供養を専らにする一方で、如来のみ姿を資源として観光産業に加担するという状態です。いったい仏教は、私たちにどんな〈こころね〉を求めているのでしょうか。
明治の清沢満之は次のように言いました。
全ての煩悶苦悩は、自己を知らざるより起こる。
妄念の根源は外物を追求するにあり。
外物を追うは貪欲の源なり。他人に従うは瞋恚の源なり。
今私たちに求められているのは、仏教(の精神)を生きることの意味を確かめ、仏教徒として再生することです。報恩講で尋ねましょう。
日程
2017年10月2日〜4日